- ゲームのために必要なスペックがよく分からない
- 何円くらいの製品を買えば良いのか分かりにくい
こういった悩みを抱えている人も少なくないのではないでしょうか!
性能が低いと困るけど、そうはいっても不必要に高いPCは買いたくないですよね。
そこでこの記事では、今ゲーミングPCの購入を考えている人向けに「どのくらいのスペックのPCを買えば良いのか」を解説していきたいと思います!
少しでも参考になれば嬉しいです!
2023年に発売された最新ゲームに必要なスペック
まずは2023年に発売された最新ゲームが、どういったスペックを要求しているのかをまとめていきたいと思います。
2023年に発売された最新ゲームの推奨スペック
上から順に「フルHD」「WQHD」「4K」の順で表にまとめています。
- CPUの型番はCorei5/13/400(Corei◯/世代/グレード)という形になっています。 例. Corei5 13400の場合、「Corei5の13世代、400~600の中で一番下のグレード」という形です。
- Intel製CPUの場合、Corei3(12100,13100等),Corei5(12400,13600K等),Corei7(12700,13700等),Corei9(12900,13900K等)があり、基本的には数字が大きいほどハイスペックです。
- GPUの型番はRTX30/60(世代/グレード)という形になっています。 例. RTX3060の場合、「RTX第3世代、50~90の中で下から2番目のグレード」という形です。
- RTXシリーズの場合、グレードには「50~90の範囲内で、無印、Super、Tiの3モデルがあります」、基本的には数字が大きいほどハイスペックで、同じ数字の場合は「Ti>Super>無印」の順番です。
最新ゲームをフルHDで遊ぶ場合の推奨スペックはこちら。
ホグワーツレガシー | FORSPOKEN | Dead Island 2 | |
---|---|---|---|
CPU | Core i7 8700 Ryzen5 3600 | Core i7 3770 Ryzen5 1600 | Core i9 9900K Ryzen5 5600X |
メモリ | 16GB | 16GB | 16GB |
GPU | GTX 1080Ti RX 5700 XT | GTX 1060 RX 5500 XT | RTX 2070 SUPER RX 6600 XT |
ストレージ | 85GB | 150GB | 70GB |
最新ゲームをWQHDで遊ぶ場合の推奨スペックはこちら。
ホグワーツレガシー | FORSPOKEN | Dead Island 2 | |
---|---|---|---|
CPU | Core i7 10700K Ryzen7 5800X | Core i7 8700K Ryzen5 3600 | Core i5 12600KF Ryzen7 7700X |
メモリ | 32GB | 24GB | 16GB |
GPU | RTX 2080Ti RX 6800 XT | RTX 3070 RX 6700 XT | RTX 3070 RX 6750 XT |
ストレージ | 85GB | 150GB | 70GB |
最新ゲームを4Kで遊ぶ場合の推奨スペックはこちら。
ホグワーツレガシー | FORSPOKEN | Dead Island 2 | |
---|---|---|---|
CPU | Core i7 10700K Ryzen7 5800X | Core i7 12700K Ryzen5 5800X | Core i7 13700K Ryzen9 7900X |
メモリ | 32GB | 32GB | 16GB |
GPU | RTX 3090Ti RX 7900 XT | RTX 4080 RX 6800 XT | RTX 3090 RX 6950 XT |
ストレージ | 85GB | 150GB | 70GB |
以上が各解像度での推奨スペックとなっています。
CPU、GPUともにかなり前の世代のパーツが使われており、現行のパーツで考えるとどの程度なのかがわかりにくいため、上記の要求スペックを現行のパーツに換算していきたいと思います!
現行のパーツで推奨スペックを表すと
上でまとめた各ゲームの推奨スペックを現行パーツで表したのが下記の表となります。
フルHDの場合 | WQHDの場合 | 4Kの場合 | |
---|---|---|---|
CPU | 12世代Corei3 13世代Corei3 | 12世代Corei5 13世代Corei5 | 12世代Corei7 13世代Corei5 |
メモリ | 16GB | 32GB | 32GB |
GPU | RTX3060Ti | RTX3070 RTX4070 | RTX3090Ti RTX4070Ti |
13世代と12世代CPUでゲーム性能に大きな差がないこともあり、BTOメーカーでは今もなお12世代CPUが一定数使われています。
Corei5 12600KとCorei5 13400では12世代である12600Kの方が高性能、といった逆転現象も起こり得ますが、基本的に12世代13世代CPUで性能面での不足は殆どありません。
そのため、「安さを求めるなら12世代」「予算に余裕があれば13世代」といった選び方がおすすめです。
ここからは、この情報を踏まえた上で更にパーツごとにスペックの目安をまとめていきたいと思います。
ゲーミングPCを買う際のCPUの目安
ここからは「フルHD/WQHD/4K」×「60FPS/144FPS/240FPS/360FPS」の表を活用して、おおよそのパーツ選びの目安をまとめていきたいと思います!
CPUの場合をまとめたものが下記の図になります。
フルHD | WQHD | 4K | |
---|---|---|---|
60FPS | Corei3 | Corei5 | Corei5 |
144FPS | Corei5 | Corei5 | Corei7 |
240FPS | Corei5 | Corei7 | Corei9 |
360FPS | Corei7 | Corei9 | ✕ |
もちろんGPU次第ではCorei3でもWQHDで144FPS以上出すことが可能ですが、他のパーツとの相性やバランスを考えると大体このくらいのグレードに収束するかと思います。
ゲーミングPCを買う際のメモリの目安
メモリ選びで迷うのが「16GBと32GBでどちらにするか」「DDR4とDDR5でどちらにするか」の2点だと思います。
基本的にはDDR4 16GBで十分快適にゲームを遊ぶことができますが、32GBあったほうが余裕があるのも事実です。
また、スペック上は優れているDDR5メモリですが現状はまだ発展途上です。そのため無理をしてまでDDR5を選択する必要はありません。
そのため、
- ゲームのみの場合は16GB
- ゲームしながら配信や動画視聴をしたい場合は32GB
- 予算に余裕があればDDR5、なければDDR4
といった選択がおすすめです。
ゲーミングPCを買う際のGPUの目安
次にGPUについて見ていきたいと思います。
記載されているGPUが全体的にハイスペック寄りになっていますが、多少余裕を持っていたほうが画質の向上などゲームプレイの快適度に影響するためです。
フルHD | WQHD | 4K | |
---|---|---|---|
60FPS | GTX1660Super RTX3050 | RTX3060Ti RTX3070 | RTX3080 RTX4070 |
144FPS | RTX3060Ti RTX3070 | RTX3080 RTX4070 | RTX4080 RTX4090 |
240FPS | RTX3080 RTX4070 | RTX4080 RTX4090 | ✕ |
360FPS | RTX4080 RTX4090 | ✕ | ✕ |
各解像度での推奨GPUをまとめた表が上記になります。
WQHD360FPSや4K240FPSは、RTX4090などのハイエンドGPUを利用した上で設定を下げれば可能ですが、あくまでゲームタイトルや設定に依存するため今回は記載していません。
ここに記載されていないGPUや下のグレードのGPUでも、設定次第では更にFPSを出すことや上の解像度でのゲームプレイが可能となります。
ゲーミングPCを買う際のストレージの目安
最後にストレージ。ストレージの構成には
- SSDのみ
- SSD+HDD
- HDDのみ
の3パターンが存在しますが、今からPCを組むもしくは購入する場合、HDDとSSDの速度差を考えるとHDDのみの構成はおすすめできません。
また以前に比べるとSSDもかなり値段が下がってきたとはいえ、容量単価はまだまだHDDのほうが安いため、予算に余裕がない場合はOSとゲーム用としてSSD、データ保管用としてHDDの組み合わせがおすすめです。
予算に余裕がある場合のSSD容量ですが、重量級タイトルにもなると1タイトルで100GB以上なこともざらにあるため(ARKは単体で200~300GB)、可能であればストレージは単体で1TB以上のSSDを用意することをおすすめします。
PCパーツの中でもメモリとストレージは増設、交換が比較的簡単な部類のため、予算に余裕がない場合は予算に余裕ができた頃に追加するようにしましょう。
解像度別でおすすめのゲーミングPC
ここからは解像度別でおすすめのゲーミングPCについてまとめていきたいと思います!
フルHDの場合 | WQHDの場合 | 4Kの場合 | |
---|---|---|---|
CPU | 12世代Corei3 13世代Corei3 | 12世代Corei5 13世代Corei5 | 12世代Corei7 13世代Corei5 |
メモリ | 16GB | 32GB | 32GB |
GPU | RTX3060Ti | RTX3070 RTX4070 | RTX3090Ti RTX4070Ti |
上でまとめたこの情報をもとにPC選定を行っていきます。
フルHDでのゲームプレイに最適なゲーミングPC
フルHD環境で快適にゲームプレイを行うためには、現行のCPUとRTX3060Tiを搭載したゲーミングPCがあれば安心です。
この条件を満たした上でコストパフォーマンスで優れる製品が「STORM PG-PQ13T」です!
『STORM PG-PQ13T』

個人的評価 :
スペック | |
---|---|
CPU | Corei5 13400 |
メモリ | 16GB(DDR4) |
GPU | RTX3060Ti |
ストレージ | SSD 500GB |
電源ユニット | 850W |
価格 | 159,800円 |
- 最新世代CPUであるCore i5 13400とRTX3060Tiを搭載したと非常にバランスの良い構成
- SSDが500GBという点がネックですが、その他のスペックを考えるとかなり高コスパな製品
- 最新ゲームも快適に遊べる性能ながらも15万円台で購入可能と、初めてのゲーミングPCに最適な製品です!
WQHDでのゲームプレイに最適なゲーミングPC
WQHD環境でのゲームプレイを考えている際は、12世代Core i5以上のCPUとRTX3070以上のGPUを搭載したゲーミングPCが理想です。
WQHDに必要なスペックを超えており、更にコストパフォーマンスにも優れた製品が「FRONTIER LEVEL-R779-134-TL9X」です!
『FRONTIER LEVEL-R779-134-TL9X』

個人的評価 :
スペック | |
---|---|
CPU | Corei5 13400 |
メモリ | 16GB(DDR5) |
GPU | RTX4070 |
ストレージ | SSD 1TB |
電源ユニット | 700W |
価格 | 226,700円 |
- 最新世代であるCore i5 13400とRTX4070を搭載したミドルハイスペックのゲーミングPC
- DDR5メモリ、SSD1TB、電源700Wと、全体的に高水準な構成となっています!
- WQHDでゲームをしたいと考えている人に最適な製品です!
4Kでのゲームプレイに最適なゲーミングPC
4K環境でゲームをする場合12世代Corei7もしくは13世代Corei5と、ミドルハイ~ハイエンドGPUが理想です。
この水準を超えており、更にコストパフォーマンスの良い製品が「STORM PG-P40Ti」です。
『STORM PG-P40Ti』

個人的評価 :
スペック | |
---|---|
CPU | Corei7 13700 |
メモリ | 32GB(DDR4) |
GPU | RTX4070Ti |
ストレージ | SSD 1TB |
電源ユニット | 850W |
価格 | 275,000円 |
- 最新世代であるCore i7 13700とRTX4070Tiを搭載したミドルハイスペックのゲーミングPC
- メモリ32GB、SSD1TB、850Wの高容量電源と、全体的に高水準な構成となっています!
- 4K画質でも快適に動くため、4K環境でゲームがしたいと考えている人に最適な製品です!
まとめ
この記事では「今ゲーミングPCを買う際のスペックの目安」について解説してきました!
フルHDの場合 | WQHDの場合 | 4Kの場合 | |
---|---|---|---|
CPU | 12世代Corei3 13世代Corei3 | 12世代Corei5 13世代Corei5 | 12世代Corei7 13世代Corei5 |
メモリ | 16GB | 32GB | 32GB |
GPU | RTX3060Ti | RTX3070 RTX4070 | RTX3090Ti RTX4070Ti |
以上、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです!
ありがとうございました!
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